2012年07月09日
勃起治療薬の最新の予想
バイアグラなどのED治療薬は、陰茎の血管を拡張させ、流入する血流量を増やすことで硬い勃起を完成させる。つまり末梢(まっしょう)血管に作用する薬だ。
そのため、性的刺激(性欲)がないと勃起しない。もともと性欲が低下している人には効果が望めないのが弱点だ。
では、性欲減退の人を救う新薬はないのか。「もうすでに3年ぐらい前から欧州ではED治療薬とはまったく作用機序の違う、脳に作用して勃起を促す新しいタイプのED治療薬が認可販売されている」と話すのは、昭和大学藤が丘病院・泌尿器科の佐々木春明医長(准教授)。
一般名は「塩酸アポモルフィン」、欧州での商品名は「イクセンス」と呼ばれる薬。脳内物質のドーパミンの作用に働きかけて脳に性的刺激を与えて勃起を促す舌下錠(舌の下に錠剤を溶かして服用)だという。
日本にも上陸すれば、阻害薬と補完し合いセックスレス対策は万全になるのでは…。
佐々木医長は「実は10年ほど前に日本でも臨床試験を始める段階までいったが、先行する米国バイアグラ(商品名ユープリマ)の試験で吐き気などの強い副作用がクリアされず許可申請を取り下げたことから、日本でも断念。FDA(米食品医薬品局)が承認しないものを厚労省が承認するわけがないですから」と日本で販売されない経緯を説明する。
脳に作用するED治療薬は、日本の場合、子作りのプレッシャーで男性の性欲が低下する不妊症治療などでの効果が期待されていたという。
残念ではあったが、最近になって新たに期待されるのは、欧州で承認まじかの女性向け性欲亢進剤精力剤の今後の日本上陸。佐々木医長は「脳に作用する働きは塩酸アポモルフィンと同じで、男性にも有効」という。では、なぜ女性向けの薬なのか。
「欧米はかなり高齢になっても性交習慣があるので、いま中高年女性の性欲減退が大問題になっている。つまりバイアグラの登場で男性は高齢になっても元気だが、それに女性がついていけないのです」と佐々木医長。
そのため、性的刺激(性欲)がないと勃起しない。もともと性欲が低下している人には効果が望めないのが弱点だ。
では、性欲減退の人を救う新薬はないのか。「もうすでに3年ぐらい前から欧州ではED治療薬とはまったく作用機序の違う、脳に作用して勃起を促す新しいタイプのED治療薬が認可販売されている」と話すのは、昭和大学藤が丘病院・泌尿器科の佐々木春明医長(准教授)。
一般名は「塩酸アポモルフィン」、欧州での商品名は「イクセンス」と呼ばれる薬。脳内物質のドーパミンの作用に働きかけて脳に性的刺激を与えて勃起を促す舌下錠(舌の下に錠剤を溶かして服用)だという。
日本にも上陸すれば、阻害薬と補完し合いセックスレス対策は万全になるのでは…。
佐々木医長は「実は10年ほど前に日本でも臨床試験を始める段階までいったが、先行する米国バイアグラ(商品名ユープリマ)の試験で吐き気などの強い副作用がクリアされず許可申請を取り下げたことから、日本でも断念。FDA(米食品医薬品局)が承認しないものを厚労省が承認するわけがないですから」と日本で販売されない経緯を説明する。
脳に作用するED治療薬は、日本の場合、子作りのプレッシャーで男性の性欲が低下する不妊症治療などでの効果が期待されていたという。
残念ではあったが、最近になって新たに期待されるのは、欧州で承認まじかの女性向け性欲亢進剤精力剤の今後の日本上陸。佐々木医長は「脳に作用する働きは塩酸アポモルフィンと同じで、男性にも有効」という。では、なぜ女性向けの薬なのか。
「欧米はかなり高齢になっても性交習慣があるので、いま中高年女性の性欲減退が大問題になっている。つまりバイアグラの登場で男性は高齢になっても元気だが、それに女性がついていけないのです」と佐々木医長。
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